10月22日、奈良ホテル、株式会社塚本畳商店様にて10月度勉強会が開催されました。
午前中は、伝統ある奈良ホテル見学会です。
午後からは、畳の工場の見学会です。製造工程、畳床と畳表の種類、品質の良し悪しについて学びました。
まず、材質の違いによる踏み心地の違いを体感。踏み比べてみると、一般的なスタイロ畳は硬さがありますが、昔ながらの稲藁畳は柔らかく感じます。
畳の解体ショーは、昭和初期に造られた畳の解体です。細かい職人技が施されているため長期の使用に耐えたものだと感心しました。後半は映像を交えた学習です。塚本畳商店様の施工事例(西大寺、法華寺、唐招提寺)で文化財としての畳、和室のしつらえ、名称、畳の敷方などを学習しました。
素足で過ごす場所であり、子どもを直に寝かせることもできる場所でもある畳。日本古来の床座のくらしを担ってきた畳を、モダンな現代建築にもうまく組み合わせ、今のライフスタイルに合わせたご提案に取り入れていきたいと感じました。
貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
(報告:情報広報 宮井)